寿司職人ブログ

人生真ん中あたり

清潔感を高めてナオンにモテよう

 同じ会社員でも、パリっとしていかにもエリートといった装いの人もいれば見るからに仕事ができなさそうな残念な外見の人もいます。「人は見た目が9割」なんていう書籍がありますが、社外の人と接触する仕事の人は見た目に相当気を遣っていることと思います。

人は見た目が9割 (新潮新書)

 また女性が男性に求めるものに収入や人間性が上位にきますが、同様に上位にくるものとして「清潔感」が挙げられます。「清潔感」がない人は「生理的嫌悪感」を抱かれてしまい、ビジネス的にも異性との交流的にもさまざまなチャンスを逃してしまうリスクがあるように思います。

 さて、「清潔感」とは実に漠然とした言葉であります。寿司職人は素手で食べ物を扱う仕事ですから、清潔感は必須です。清潔「感」ではなく、清潔でないとなりません。爪のアカ、フケ、白衣の汚れなど、論外であります。相手に不快感を抱かせない(「ちゃんとしているな、感じが良いな」と思わせる)レベルを自分自身でどう設定しているかが問われるように思います。

 最近は髪の長い職人が増えていますが、やはり坊主頭か角刈りが寿司職人の心意気を表していると思うのです。サラリーマンの方は角刈りを避けたほうが良いと思いますが、手っ取り早く清潔感を演出するのであれば短髪が良いでしょうし、長髪の方でも額を出すようにすると良いと思います。不動産や生保関係の若き体育会系社員さんには(黒光り)ツーブロック(ゴリラ)が多いように感じますが、あれはあれで清潔感があると思います。(ただし胸元から金のネックレスを覗かせるのはやめましょう)

 

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 清潔感と服装についてサラリーマンの方に当てはめて考えてみます。基本的にはスーツ姿です。服装を構成する要素に分解しますと、①スーツ上下②シャツ③ネクタイ④革靴⑤ベルト となります。それぞれについて清潔感に影響する要素を考えてみます。

①スーツ上下

 ・サイズ感:ジャストサイズに勝るものはありません。

 ・シワ:クリーニングに出しましょう。スラックスのクリースは大切です。

 ・匂い:クリーニングに出して汗抜きをしましょう。清潔「感」以前の問題ですね。

 ・生地感:ペラペラの化繊の生地の安っぽく見えるスーツでは、シワになったときの清潔感の減弱度合いが段違いに高くなります。

 スーツはオーダーすると良いと思いますね。 

②シャツ

 ・色:黒のワイシャツを着る営業マンを見ましたが、世界七不思議のひとつにカウントしても良いと思いました。ビジネスマンならワイシャツの色は白か水色でしょうね。

 ・襟の汚れ:毎回クリーニングに出すか、重曹を活用した油汚れ分解テクニックを活用しましょう。

 ・シャツから透けて見える肌着:女性はブラ透けを気にして、ブラ透けしにくいベージュの下着やキャミソールのペアリングで対策しています。ときに黒の肌着を着ているのがわかるサラリーマンを見ますが、高校生のようですし、やはり黒は清潔感に欠ける色ですので避けたほうが良いでしょう。また、安手のシャツの生地が薄くなっているのもみっともなく貧乏たらしいので新しいものを買いましょう。

 

③ネクタイ

 ・食べ物の汚れ:食べこぼしがシミになっていると最悪です。クリーニングに出しましょう。食べこぼしシミを作らないよう、ネクタイをシャツの中に入れたり紙エプロンを使うなど汚れない工夫をすると良いでしょう。

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④革靴

 ・「足もとを見る」なんて言葉があるように、靴は大切です。高級革靴を履く必要はありませんが、定期的な靴磨きと型崩れさせないためのシューホーン装着が必要です。

 ・見た目のシンプルな美しさが清潔感をもたらします。従って、ストレートチップのものを必ず一足は持っておきましょう。靴は最低3足を用意し、毎日違うものを履きましょう。臭いのもとになります。

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⑤ベルト

 ・清潔感業界では脇役でした。しかしクールビズが市民権を得て久しい昨今、ベルトの存在感が相対的に増してきました。妙なシワが入りまくっていたり、表面の合革が剥げてツートンカラーになっていたりすると、とたんに清潔感が失われてしまいます。手入れと買い替えを検討しましょう。

 

 お手入れにしても買い替えにしても、やはり清潔感のある身だしなみを整えるためにはある程度の費用がかかります。しかし、お手入れだけなら手間は多少かかりますが買い替えほどの費用はかかりません。また「自分のものを長く大切に使う」ための行為・習慣はいわゆる美徳と呼ばれるものであります。最近では「丁寧な暮らし」と言われているようですね。ニーチェではありませんが、ものを大切にするとき、同時にものを通じた自分の生活・人生もまた大切にしていることになるように思います。