Weeds never die.
在野の大麻ウォッチャーことsushishock9です。今日も大麻に関する素敵なニュースをお届けします。
本日の素敵なニュースはこちら!
「非がん性の慢性疼痛に対する大麻の効果はエビデンスがない」というシビれる報告です。しかも掲載雑誌は天下のthe Lancetです。いやあ、シビれますね。
とりあえず結論だけ掲載しておきます。
In conclusion, cannabis use is common in people with chronic non-cancer pain who have been prescribed opioids, and interest in medicinal use of cannabis is increasing. We found no evidence that cannabis use improved patient outcomes; those who used cannabis had greater pain and lower self-efficacy in managing pain. Furthermore, we found no evidence that cannabis use reduced pain interference or exerted an opioid-sparing effect.
大麻の使用が患者のアウトカムを改善したという証拠を見出すことができなかった。大麻を使っている(非がん性慢性疼痛の)人たちはよりオピオイドのみの疼痛マネジメントの場合よりよい強い痛みを感じ、かつ痛みを抑える上での自己効力感がより低いことが明らかとなった。大麻がより痛みを軽減させること、大麻はオピオイドの代替として非がん性疼痛の管理に用いる上での医学的根拠は見いだせなかった。
というものです。小児の難治てんかん発作にはカンナビジオールが効果を示し、FDAが認可したということで大麻界隈が盛り上がっていました。しかし非がん性の慢性疼痛には効果がなかったということが明らかとなりました。何でもかんでも大麻が効くと言うのではなく、このような試験を積み重ね、効果がある疾患・症状を峻別していくことで大麻の臨床応用が進んでいくものと思われます。