寿司職人ブログ

人生真ん中あたり

ナッツ・リターン?

 不妊の原因は女性だけではありません。男性にもあります。西側諸国において男性の精子量は30年前に比べて低下しており、危機的なレベルにあるようです。

 Medical News Todayに、精子の量を改善させるための食餌療法に関する記事が載っていました。

 スペインで18歳から35歳の健康な男性119人を対象にした前向き試験を行ったそうです。試験のデザインは詳しいことは分かりませんが、119人をA.通常のwestern-styleの食事に加えナッツを1日60g摂取した群とB.通常のwestern-styleの食事だけの2群に分けています。

 試験の結果、A群のほうが精子の数・質ともに勝っていたとのことです。特に精子の質において、A群の"DNA fragmentation"が少なかったことが重要である、とされています。DNA fragmentationはDNA断片化と訳され、いわゆるクロマチンの欠陥やDNAの欠損を示す指標です。DNA fragmentationが少ないほど男性不妊のリスクは減るといえましょう。(クロマチンとは黒いペ●スのことではありません)

クロマチン (エピジェネティクスの分子機構)

 わたしはこの試験の対象年齢である35歳を数年過ぎておりますので、この試験デザインのようにナッツを1日60mg摂取して試験の結果通りのアウトカムが得られるとは限りませんが、健康のためにSARAYAの低糖質スイートナッツを買いました。1袋25mgで、熱量151kcal、タンパク質3.5g、n-3系脂肪酸(いわゆるω3脂肪酸)1.2gが含まれています。ちなみに亜鉛含量は0.5mgでした。この試験のナッツには「ヘーゼルナッツ・クルミ・アーモンド」が使われていましたが、わたしが購入した低糖質スイートナッツも同じナッツ類がパックされています。観察期間がどの程度か書いてありませんでしたが(それくらい、書いとけと思いました)、お金に余裕があるうちは続けてみようと思いました。精子の質より心血管系のリスク低減が目的ですけどね。

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 というわけで今日も暑いですが頑張っていきましょう。