寿司職人ブログ

人生真ん中あたり

歌丸師匠の魂はボールに乗り移らず。

 私達は観たかった。

 サッカー日本代表が世界の強豪国相手にスペクタクルなサッカーを展開して勝ちきる姿を。

 しかし、残念ながら、日本代表はベルギー代表に敗れました。ワールドカップベスト8の壁はまたしても日本の前に厚く高くそびえ立つのでした。

 スコアは2-3。前半を無失点で耐え、後半10分までのうちに日本が2点を先取するという理想的な展開でした。しかしながら、先カンブリア紀から言われていることですが、サッカーにおいて一番怖い点差は「2-0」なのであります。まさにそれが現実のものとなってしまったわけであります。

 日本代表はあと少しのところまでベルギーを追い詰めていました。世界61位が世界3位を。引きこもってのカウンターではなく、前線からプレスをかけ、パスも繋ぐ攻撃的なスタイルで。しかし最後はベルギーの高さを活かした攻撃とゴールキックからの速攻に屈してしまいました。ルカクにしろフェライニにしろ何なんですかあの高さは。相手も実に強かったです。試合の途中で日本のやり方に対応し、3点取って逆転してしまうのですから。。。これがフットボール一流国の地力なんですねえ。。。

 日本代表はワールドカップが始まる前はドタバタしていました。ここ20年で最も期待されない代表だった、と言っても良いのではないでしょうか。しかしベスト16で敗れはしたものの、全力で戦い、美しく散った日本チームはここ20年で最も讃えられてもおかしくない日本代表だったように思います。

 あー、でも、悔しいなあ!年齢的に考えると、次のワールドカップに出場する可能性があるのは昌子選手くらいかもしれませんが、新たな日本代表にこの悔しさを伝えて次こそはベスト8の壁を破ってもらいたいものです。

そして西野監督、様々な批判もありましたが、スペクタクルなサッカーをありがとうございました。日本代表は批判されていたほうが良い結果を出す気がしますので、今後とも日本代表を粘着質に批判していこうと思います。