寿司職人ブログ

人生真ん中あたり

サッカー日本代表はなぜワールドカップ本番で躍動しているのか

 私は当ブログでサッカー日本代表をdisっていましたし、今回のワールドカップでは三戦全敗の惨敗で予選リーグにて敗退するだろうと予想していました。その根拠としては下記の三点です。

・ワールドカップ2ヶ月前での監督交代

・直近で調子が良くないと思われる比較的高齢の選手が選出されている

・強化試合での試合っぷりに期待が持てない

 ところが蓋を開けてみると一勝一分の大健闘で、28日のポーランド戦に引き分け以上で自力でのリーグ一位突破が可能という状況です。ハリルホジッチ監督と交代した西野監督のもと、思った以上に日本代表はまとまって戦えているようです。動きが悪いと思っていた本田選手の一ゴール一アシスト、ケガ明けの香川選手はチームのために動き、34歳でピークを過ぎたと思っていた長谷部選手は老練かつ試合全体の流れを見た動きをしています。ワールドカップ前は日本全国からdisられの対象だったように記憶していますが、なんなのでしょうか、この逆境に対する強さは。逆境ナインならぬ逆境イレブンと呼んだほうが良いのではないでしょうか。

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  日本代表については決してチヤホヤすることなく、過剰な期待をかけることもなく、良いプレーをすれば良いプレーだったねと言って、カスいプレーをすれば徹底的に批判し、宇佐美選手が全力で守備をしてなければ宇佐美引っ込めとヤジを飛ばし、長友選手が金髪にすれば似合わないからやめろと言うのが健全なサッカー日本代表サポーターの姿なのではないでしょうか。

 さて、日本代表は02年の自国開催ワールドカップ、10年南アフリカ大会で決勝トーナメントに進出しています。今回はもしかしたら予選リーグを突破できるんじゃないかと期待されています。02年のときはトルシエでしたが、10年は岡田監督、18年の今回は西野監督と日本人が監督を務めています。代表監督は日本人の方が良いのではないですかね。。。

 さて。何となくですが日本全国が代表に期待し始め、お祭りムードになってきたあたりで敗退するのがサッカー日本代表の様式美のように思います。株と一緒ですね。勝てば勝てた理由を、負けたら負けた理由を分析して未来に繋げていってほしいものです。「結果が全て」なんて言われますが、部外者かつ傍観者であるところのわたしたち観戦者はしょせん結果論でしか語ることができないのです。というわけで、28日の23時から始まる日本ーポーランド戦を楽しみにしております。個人的には柴崎選手の獅子奮迅の活躍をもっと観てみたいです。