寿司職人ブログ

人生真ん中あたり

酒をやめたら人生変わったw 続編

 「痩せた〜い」と言いながらスターバックスでカフェモカのグランデを注文している人のことをあなたはどう思いますか。きっと気の毒な人だと思うでしょう。カフェモカのホット、ミルクのグランデですと500kcalを超えます。炭水化物125gぶんのカロリーに相当します。(なお、スタバ商品のカロリーについてはこのリンクが詳しいです)

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 アルコールにも同様のことが言えます。「身体がだるい」「夜中、ぐっすり眠りたい」「痩せたい」「お金をためたい」「健康で長生きしたい」と願いながらそれでも酒を飲み続ける人は、エタノールという化合物への精神的依存が疑われるという意味で気の毒な方だと思います。お酒を飲んでほろ酔いになっているときのハッピーな気分や、意中の相手と酒席を共にしているときのその後のone chance opportunityを狙うときのなんとも言えない高揚感、すべての嫌なことを忘れてしまえるかのような気分は、確かに依存を引き起こすだろうなと、アルコール依存気味だった私は深い実感をもっています。

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 しかし、アルコールを飲んで嫌なことをその時は忘れたとしても、嫌なこと(ストレッサー)それ自体は全く解決されていませんし、睡眠時間は削られますし、お金も減りますし、翌朝の体調も万全ではないでしょう。しかしそれが分かっていても、酒を飲む人は飲むのです。何故なら依存だから。そして脳細胞が通常より早く死滅するため脳の萎縮が加速します。そして人生が(より)おぼつかなくなるわけです。

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 タバコの煙と違い、酒そのものがドリンカー以外の人に作用するわけではありません(飲まないと悪さをしないわけですから)。しかし、酒を摂取した人間の行動は場合によって人(自身も含む)の命を奪ってしまいます。

・飲酒運転による交通事故死

・興奮状態になり、傷害事件を起こす

・酩酊し駅のホームに転落し、電車に轢かれる

・酩酊し路上で寝込み、轢かれる

・冬季に泥酔し屋外にて全裸で眠り込んだため、凍死する

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などなど。気の毒には思いますが、言ってはなんですがかなり間抜けな死に方のように思います。できれば御免こうむりたい。

 

 で、アルコール依存気味だった私ですが、ようやく禁酒2ヶ月目に突入いたしました。最近いろいろな催しがあったり、やたら暑かったりと飲酒への誘惑に駆られる機会は多いのですがなんとかノンアルコールを貫いています。「飲まないの?」と聞かれますが「飲まないんですよ」と答えています。理由を聞かれたら

「警察沙汰になったわけではないですが、酒でいろんな人に迷惑をかけましたから控えてます」

「一杯でも飲むと楽しくなってしまって自制できなくなるので、最初から飲まないことにしています」

などと、ある程度正直に答えています。「酒・タバコはやりません。嗜好品はコーヒーとプロテインです」と言うと多少笑いが取れます。興味のある方はお試しください。

 「酒は飲んでも飲まれるな」といいますが、私の場合は「酒を飲んだら飲まれるから飲むな」という言葉のほうが適切のようです。自分と酒との適切な距離感を掴めつつあるのかな、と思っております。酒はストロングゼロ文学をたまに考える程度でいいかな、と。