寿司職人ブログ

人生真ん中あたり

味と喉越しはそれぞれ違う神経が担当している、というお話

 今までバカにしていたものが実はたいそう役に立つことが分かったとき、人はただただ頭を垂れるのみである。

 禁酒して1ヶ月、飲み会に誘われることもある。大抵はお断りすることになるが、中にはどうしても行かなくてはならない、または是非とも行きたい(参加者に会いたい)というものがある。そんなときに最初から烏龍茶で乾杯するのも無粋というものだ。

 そこで活躍してくれるのが「ノンアルコールビール」「炭酸水」である。飲み会(ぼくはアルコール飲料を飲まないけど)は炭酸のシュワシュワとした喉越しから始まるべきなのだ。乾杯の主役といえばシャンペインやビールだが、それに炭酸水とノンアルコールビールも加えようではないかみなさん。今までバカにしてすみませんでした。

 ノンアルコールビールについては、ぼくは「一体誰が飲むんだこんなもん。そうまでしてビール的なサムシングを飲みたいのか」と内心バカにしていたけど、今では「酒は飲めないけど、場の雰囲気をなるたけ壊さないように」「せめて、乾杯らしく」という日本人の細やかな心遣い(同調圧力の結果かもしれないけど)の現れだと高く評価している。偉そうで申し訳ない。ただノンアルコールビールについては、麦茶と大きく何が違うのか未だに理解できずにいる。

サッポロ プレミアムアルコールフリー 350ml×24本

 炭酸水については、かつてドイツの誇る超硬水のゲロ水ことゲロルシュタイナーにハマっていた時期があった。カルシウム摂取のためだった。殆どコンビニで買っていた。温くなったら飲めたものではない。イタリアンレストランに行くとサンペレグリノやサンベネデットが、フレンチレストランに行くとペリエが出てくる。飲みやすいが炭酸水のくせにずいぶんと高額な店舗もあるので要注意である。

Sanpellegrino(サンペレグリノ) 炭酸入りナチュラルミネラルウォーター 500ml×24本 [並行輸入品]

ナチュラルミネラルウォーター(炭酸入り) 400ml×12本×2ケース

Perrier(ペリエ) プレーン 瓶 330ml×24本 [直輸入品]

こうしてみると洋物の炭酸水はデザインが洒落ている。ペリエの瓶を外で飲む気にはなれないが(重いから)、洋物炭酸水を飲んでいると何となくセンスが良く健康に気を遣っている人のように思えてくるから不思議だ。南アルプスの天然水スパークリングと比較してみてほしい。

[炭酸水]サントリー 天然水 南アルプス スパークリングレモン 500ml×24本

これぞ安定の日本感。横文字なら良いのかという問題でもない。シュウェップスの炭酸水はコレである。なんだかボテっとしている。安定感はあるしTANSANの文字がキュートではあるが。

アサヒ ウィルキンソン タンサン 強炭酸水 500ml×24本

個人的には、店で飲むならノンアルコールビールよりは洋物炭酸水だろうと思っている。ぼくのような腹の出たデブ中年が気取って「ソーダをひとつ」と注文したらセブンアップが出てきそうであるが。(ちなみに独りでいるときに飲む炭酸水の98%はセブンイレブンのプライベーブランドのものである)

セブンアップ 350ml×24本